2013年3月26日火曜日

Sydney city I can`t stop~The university of sydney~ZOU SHU

皆さんこんにちは!
かろうじて3年生にあがれそうな 工学部化学バイオ工学科の 鄒 舒です
(日本名:都 千夏 もあるので千夏さんって呼んでもよろし)

さて、私が去年の7月から留学していた"university of Sydney"にいてお話したいと思います。

ハリーポッターが撮影された場所でもあるオーストラリア最難関の大学です。
金曜ロードショー見ました?!この前の!

こんな由緒ある大学ですが施設はりっぱ!
じつはシドニー大学の学費は留学生だと一教科あたり 30万
しかも単位落とすと10万はらって再履修しないと卒業できないので
留学生はどんなに私服がダサかろうが髪がモサモサだろうが
金持ちです!$$$$$$$
お金のにおいがぷんぷんします


そんなシドニー大学ですが、いいとこも沢山あります例えば授業はもちろん録画しており資料もネットで見れて教授陣のいい授業と生徒のアクティブさ(質問攻めやポテト食べ攻め)どきついオージージョークなどなど
飽きないし、留学生も多いのでケアもしっかりしてます。
さらには人生をよりよく生きるセルフコントロールの授業などが無料で受けられて最高でした。
交換留学でいくとだいぶお得だね!

サークルについて
私は3つはいっていました

  • unimate 旅行とか交流サークル
  • hip-hop そのままです
  • chopsticks ABC(australia born Chinese)主催のサークルで週1回ゲームやバーべQする
  • 日本文化交流サークル 固い名前だがやってることはK-popのダンス練習笑
大学側が支援しているので400円ぐらい払ってメンバーになるとお菓子やピザ食べながら
ゲームしたり交流したり、最後まで残るとあまったお菓子大量にもらったり
昼にばーべQ すると昼食浮いたり笑 いいことずくしです。
 ここまで読むとたぶん私がすこぶるケチな印象をもたれる方もいらっしゃるかと思いますが
ケチではなく、節約家です!でも意味は一緒です!








さてさてこれからはまじめな話でもしますか!
ここで株上げとかないとね

2013年3月3日日曜日

~若気のItaly~ Politecnico di Torino, Masaru Saijo


ども。Politecnico di Toriono トリノ工科大学に留学中の工学部3年 西城大(masaru)です。

あんまオフィシャルなブログって慣れてないんですけど、お付き合いお願いいたします。

ただいま机に座ってタイピングしている僕の真後ろでは、フランス人のルームメイトがイタリア人の彼女といちゃついております。イタリア語を話す女性ってやっぱ色っぽいですね。
彼には後で渾身の肩パンを食らわせたいと思います。

さて、自戒、反省も含め、これから留学を志す後輩たちのために、イタリア留学前半期を振り返ってみます。
 
● イタリア留学
● トリノでの生活
● Politecnicoの授業
● 旅行
まとめ

こんな感じで。ちょっと長くなっちゃったので、興味のあるところだけでも参考にしてもらえれば。




【イタリア留学】

なんで留学するの?なんでイタリア?なんでトリノ?っていろんな人から聞かれます。

正直聞かれるたびに迷ってしまう。

エンジニアの基礎固め、国際共通言語での学習・生活、国際協調性の鍛練、欧州の宇宙開発・産業への興味、
欧州の中心であり欧州を回りやすい、イタリアトップの工科大学のあるトリノ(フランス国境近くの北イタリア)
欧州に住む憧れ、趣味のイタリア語、本場カフェテリアめぐり、オペラ、ジャズ、芸術、イタリア人の人間性(のイメージ)への興味、憧れ
某映画の影響などなど

まぁでも、たくさんの理由が重なり合いすぎてもはや深い理由なんてないのかもしれません。

そもそも行動してから考えるタイプで、自分が体験したことのない、おもしろそうなものにはとりあえず飛びこんでみたかった。おおざっぱにいうとそんな感じです。


もちろん、留学をするにあたってたくさんの方々に協力をしていただきました。その際にはしっかりこちらでやること、目標を話します。
アカデミックな話、語学レベル、奨学金、キャリアプラン、世界にでる日本人としての自覚、などなど、、


ただ、そういった具体的な話はあとで深めることができるので、
海外に行きたい!と思ったらそのノリのまま国際交流センターに駆け込んでみるといいかもしれません。学生にこんなに素敵なチャンスをくれる環境を無駄にする手はないです



日常英会話の教科書FRIENDS
男性陣は面白いし女性陣は美人で素敵なドラマ
留学前の語学力はひどいものでした。Politecnicoが語学力の指定をしていなかったので無理やり留学しましたが、初めの数カ月はなかなか大変でした。
サークルや学部の授業で語学に費やす時間をうまく捻出できず、1年かけてもTOEFLの成績が一点も上がらないという悲劇を留学直前に味わいました。
とは言っても、元からの趣味である洋楽の和訳やジブリ映画の英語版観賞、ドラマ「フレンズ」で日常会話にはある程度慣れていたので、日常生活に関しては点数の割にスムーズに進んだと思います。


イタリア語に関しては、[Politecnicoの授業]後半で。



【トリノでの生活】
リビングでのクリスマスパーティ。夜中の3時とか。

僕はFoyer di Torinoという、大学に紹介してもらった、YWCAという団体が運営してるアパート(?)で生活しています。住民の4割が交換留学生、2割が正規学生、4割が一般のイタリア人(シェフとかアレーニアのエンジニアとか職探し中の人とか)というところで、学寮でもありホームステイのようでもあり毎日わいわいやってます。

おっさんと「神とは何か」について語ったり。TシャツはAngry Bird Space

1階には大きなリビングがあって、大学が終わるとたいていそこに行ってブラジル人の友達とチェスしたりイタリア人とWiiでドンキーコングやったり勉強したりピアノ弾いたりしてます。
一般の人や半年の短期留学生も多いので、人の入れ替わりが割と多くいつも飽きないですね。
英語は日常語としてもうだんだん慣れてきて、そろそろイタリア語メインにシフトしたいところだけどなかなか難しい。。。


0時を超えた後に来るボーカルの方々がマジで素敵.Jazz Club Torino

毎週水曜日は近くにあるジャズクラブが入場無料で、よく遊びに行って雰囲気に酔いしれてます。

寮から街の中心まで徒歩10分、大学まで徒歩15分、バス3分という好立地で、街中にあるレンタルサイクル(1年間で€30)を使ってたいていどこでもいけます。








【Politecnicoの授業】
僕はもともと宇宙航空工学科で、「大気圏に突入する機体まわりの熱気体力学」とかを研究するはずなんですが、昨年鳥人間サークルで人力飛行機のフェアリング(ボディ)設計を経験して、もっと「設計」に関して学びたい、経験したいと思っていました。
というわけで前半期には機械工学科の「Machine Design」をメインに、「Manufacturing Process」や「イタリア語講座」とかをとりました。


与えれられた図面からCADでモデリング。
条件を満たすように再設計。
Politecnicoに交換留学する場合、かなりおおざっぱに分けると建築系と機械系の授業があって、どちらかを選んでその中の授業をどれでも取ることができます。
自分は東北大学の必須科目への単位互換が必要だったので、初めから受ける授業はほぼ決まっていました。運よく、自分のやりたい授業(=実践的な設計)がそのまま東北の必須科目(すでに使いこなしてる設計ツールの使い方入門)にうまく交換できたのもPolitecnicoを選んだ理由の一つです。ただ、交換できても同等の単位数とは限りません。Machine Designは日本の単位に換算するとだいたい7単位(授業内容は後述。当東北の必須科目は2単位)。場所によっては、必須科目のせいで忙しくやりたい科目が取れないなんてこともあるかもしれませんので、大学の授業内容と単位を早めに確認して事前に担当の教授と話すことをおすすめします。

Machine Designの授業は1コマ3時間。休憩は先生によってまばら。
授業は理論と実習に分かれていて、理論のほうは普通の座学形式、
実習では、理論の授業をもとに製品を設計して図面にまで書き起こす授業。
机に座ってるだけの授業よりも、頭を使って手を動かす学習をしたかったので、この授業は自分にぴったりでした。
二段式のspeed reducer. 
入力値と使用年数が与えられて
座学の知識を使って設計

ただまぁ後で知ったんですが、この授業は機械工学科のすべて詰まっているような授業で、合格するのは正規学生でもかなり難しいみたいです。
試験は筆記・CAD(設計ツール)・口述の3形式。第一回筆記はクラスの6割くらいが落ちて大惨事でした。(試験は二回まで。筆記とCAD両方受かると口述試験を受験可。どこかで失敗すると時期セメスターに繰越)
Politecnicoは3年で卒業なんですが、たいていの生徒はこの3年時の授業で合格できず4年目に突入するようです。
かくいう自分も、現在試験期間真っ最中で、最後の口述試験に向けて設計レポートを仕上げている最中です。

こういう授業の情報や難易度、形式などは、シラバスに載っているとはいえ、初めからすべてを理解するのはなかなか難しいと思います。現地の生徒と触れて、先生と話して、ようやく全貌が見えてきます。自分にとって最適な授業となるかは受けてみて初めてわかるのかもしれませんね。とりあえず面白そうなものをとって、生徒教授とふれあう中でたくさんのことを学ぶという心構えがいい気がします。

初めのうちは教授が何を言ってるのかまったくわからず、ほとんど頭に入ってきませんでした。
ただ、そうして何もしなくては得られるものはないと、授業の終わりや休みの日に教授の話を聞きに行くようになりました。
日本でこういうことはしたことがなかったのですが、授業の話を教授に直接聞きにいくというのはとても面白いですね。授業では聞けない教授の話、授業で本当に伝えたいこと、大学の話などなど。
国際学会に出向いたり名の知れた先生の講演会にいくのも面白いですが、「自分の授業の教授に話を聞きに行く」というのは、身近な環境を最大限にいかすいい方法じゃないかと。日本に帰っても実践する予定です。


多分ヨーロッパならどこの大学もそうですが、その国の言語コースが必須科目になってます。
イタリア語の授業の先生は典型的イタリア人の大人女子。英語は全く使わず、簡単なイタリア語とハイテンションでなんとかする感じの授業でした。
東北大学経済学部のコーヒーアワー。1授業20円
大学によっては一定の語学力がないと交換留学できないようですが、Politecnicoはそのへんがゆるく、イタリア語ほぼ無勉強の僕でも問題なく行けました。

留学前にはイタリアからの留学生がやってるコーヒーアワー
というのに、留学半年前から月2くらいで参加してました。現地の留学生と日本で仲良くなれる機会なのでぜひ参考にしてみてください。工学部1年時では第二言語の授業でイタリア語がなかったのが残念です。
勉強する時間がとれるなら現地語の勉強をしていったほうがいいかとは思います。早い段階からネイティブとスピーキングの練習ができるので、成長も早いと思います。
ただ、「事前勉強ほぼ0で現地習得したほうがおもしろくてカッコよくね?」って感性の持ち主は、無理やり英語圏以外の国に行ってみるのもありだと思います。実際大変だけど楽しいです。
「現地語が話せない」=「英語は生きる最低限のスキル」なので、英語も急速に伸びます。



【旅行】
せっかくヨーロッパに来てるんだから、勉強だけじゃもったいない。
というころで旅行したところを軽くまとめてみます。



 

まずは居住地Torino。日本から友達が遊びに来てくれた時になんどもこの場所に来てるから慣れてしまった。
小さな山Monte dei cappuciniから見えるトリノの名物Mole Antonelliとアルプスの山々







友達と建築展示会に来たついでに寄ったMilano。ドゥオーモという大聖堂です。
この大きさはぜひ肉眼で確かめてほしいです。圧倒的です。
地下鉄の駅から外に出た瞬間、目の前にそびえたつこの建築には言葉が出ません。





デジカメの電池が途中で切れる悲劇。
トリノの東南、Genovaです。
水着もないのにみんなで海に飛び込んで遊んでたら、実はプライベートビーチでイタリア人のお兄さんにめっちゃ怒られました。
イタリア語だったので何言ってるかまったくわかりませんでした。





マイナーどこNo.1 Bussoleno ハイキングに最適な場所と地元で有名な小さな町です。駅を出た途端に爽やかな空気に包まれて、目の前には雪をかぶったアルプスの山々が。このハイキングを企画してくれた子が道を間違えて本気でロッククライミングしたのはいい思い出です。

マイナーどこNo.2 Bardonecchia
スキーで有名なフランスの国境近くのゲレンデです。まさにおフランスでスキーしてきました。
股に挟むタイプのリフトがすっぽ抜けてアルプスの山を転がり落ちました。




「耳をすませば」で天沢誠司が留学する街、Cremona
バイオリン職人の作業場の入り口でガラスにへばりついてガン見していたら中に入れてくれました。
まさに「見ると聞くとは大違いさ」
クレモナにはイタリアで三番目に高い鐘楼トラッツォが。バイオリン見習いの人が登ると卒業できなくなるというジンクスがあるそうです。もちろん登ってきました。

イタリアといえばここ、Venice
サングラスをかけたボーダーTシャツのいかしたおっさんにゴンドラを漕いでもらいました。
天気は雲ひとつない青空で、水の都にふさわしい旅でした。
海沿いのレストランで食べたボンゴレパスタうまし。




今後は、紅の豚に出てきた街、クロアチアの「ドブロブニク」
ポルコロッソのアジトと噂のギリシアの「ナヴァイオ海岸」
国際宇宙大学のキャンパスがあるフランスの「ストラスブール」
などに行ってくる予定です。金がないです。


【まとめ】
なんとなく憧れていた留学や欧州での生活というものに対して、少しずつ見えてきたことがあります。
それは、どこにいっても同じだということ。
正直言って、どこでも一緒なんです。
外国人とふれあうこと、外国の雰囲気を経験すること、日本語以外の言語で暮らすこと、
そこそこ慣れてしまえばなんてことはない、いつも通りの生活です。
世界各国から様々なバックグラウンドを持った人たちが集まって共同生活をする、
その中で、自分と違う相手の意見を尊重する。自分の意見を主張する。集団の和を大事にする。不都合がある際には話し合う。相手を気遣う。
程度の差はあれ、普段の生活でしていることです。
相手が黒かろうが眼が細かろうが女好きだろうがガリ勉だろうが同じ人間です。いい奴もいればうざい奴もいる。
外国だからとか、違う人種だからとか肩肘張らず、同じ人間として接する。
そういった普通のことを普通だと再認識し、普通にできるように努力するようになったこと。それが今回の留学での大きな収穫です。
新しい環境、新しい言語、新しい価値観。その中にも社会で生きていくうえで、人間として共通するものがあると思います。

隣国とのいざこざや、民族国柄の違いによる偏見、差別はなくなることはないかもしれない。
それでも、世界に出て誰かと友達になれたら、少し世界の見方が変わるかもしれません。
みなさんの留学応援しています。